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吸指癖(指しゃぶり) 4
2019年2月5日【カテゴリ:お口の健康にまつわる話 】
皆さんこんにちは!神奈川県海老名駅東口徒歩3分にあります、予防歯科 K’sデンタルクリニック 院長の鎌田です。
指しゃぶりについての続きです。
指しゃぶりを止めさせるために家庭で出来る事
■ しゃぶらないように言葉で注意する(叱らない事)
■ 外遊びや運動をさせる
■ 寝つくまでの間,手を握ったり,本を読み聞かせてあげる
■ 眠りながらしゃぶっていたら、親がはずす
■ しゃぶらなかったら褒める
■ 指サック・指人形を指にはめる
■ お気に入りのキャラクターのくつ下・手袋を手にはめる
吸指癖(指しゃぶり) 3
2019年1月29日【カテゴリ:お口の健康にまつわる話 】
皆さんこんにちは!神奈川県海老名駅東口徒歩3分にあります、予防歯科 K’sデンタルクリニック 院長の鎌田です。
指しゃぶりについての続きです。
年齢による指しゃぶりの考え方と対応
■1歳すぎ~3歳頃の子どもへの対応
3歳くらいまでの指しゃぶりは,赤ちゃんの時の「吸う」という、生まれながらの反射のなごりです。この時期の指しゃぶりは,発達期のものとしてとらえ,あまり神経質になる必要はなく,温かく見守りましょう。
■3歳~5歳頃までの子どもへの対応
乳児期からの指しゃぶりが3歳を過ぎても続いている場合,保育園・幼稚園の入園などをきっかけに,やめることがあります。これは,子ども自身の友だちづきあいが広がり,社会性が芽生え,いろいろなことに興味を示すようになるからです。指しゃぶりをしている姿を,友だちに見られたくないという意識も出てきます。
誕生日を目標に指しゃぶりをなくす場合,「○歳になったら指しゃぶりをやめようね」と少しずつ言い聞かせます。例えば,誕生日会など家族の前で指しゃぶりをやめる約束をするきっかけづくりも効果的です。
■5歳をすぎた子どもへの対応
この時期の指しゃぶりは自然にはなくなりにくいため,積極的にやめさせるような働きかけが必要になります。 一度やめた指しゃぶりが再び始まった場合,なぜ子どもが指しゃぶりをしているのか,原因を考えてみてください。生活環境などに問題がある場合,それを取り除く努力をすることにより,指しゃぶりの回数が徐々に少なくなることもあります。
心理的にも環境的にも問題がない場合には,指しゃぶりについて知識のある小児歯科医,矯正歯科医,一般歯科医に相談し,指しゃぶりをなくすようにしましょう。
吸指癖(指しゃぶり) 2
2019年1月22日【カテゴリ:お口の健康にまつわる話 】
皆さんこんにちは!神奈川県海老名駅東口徒歩3分にあります、予防歯科 K’sデンタルクリニック 院長の鎌田です。
指しゃぶりについての続きです。
指しゃぶりの歯並びへの影響
開咬(前歯がかみ合わない)
上顎前突(出っ歯)
交叉咬合(上の歯列の幅が狭くなり奥歯のかみ合わせが横にずれる)
指しゃぶりの歯並び以外への影響
口呼吸
発音
顎の発達
吸指癖(指しゃぶり) 1
2019年1月15日【カテゴリ:お口の健康にまつわる話 】
皆さんこんにちは!神奈川県海老名駅東口徒歩3分にあります、予防歯科 K’sデンタルクリニック 院長の鎌田です。
今回からは指しゃぶりについてお話していきましょう。
吸指癖(指しゃぶり)
指しゃぶりをすると,歯ならびがわるくなるのではと心配される保護者の方が増えています。
赤ちゃんが指をしゃぶるのは,ほほえましく可愛いものです。
指しゃぶりは成長した証拠であり、赤ちゃんにとっての楽しい遊びの一つです。
自分の体をなめることで心を落ち着かせることにもつながります。
無理にやめさせる必要はなく、成長と供に自然になくなることが多いようです。
とはいえ、指しゃぶりの時間が長いと、指に吸いだこや傷ができることもありますし、指しゃぶりの期間が長いと、前歯の突出(上顎前突)や上下の前歯が噛み合わない(開咬)などの歯並びや噛み合わせの問題が生じやすくなります。
指しゃぶりの原因
「指しゃぶり」は,欲求不満,人工栄養,育児環境,学習した単なる癖として残っているなどの説があります。
家庭環境,親子関係などにより,子どもに指しゃぶりが現われることもありますが,比較的に多いのは,幼児期の頑固な指しゃぶりが単なる癖として残っているという考え方です。
それでもお口で呼吸しますか? 口呼吸について 5
2019年1月8日【カテゴリ:お口の健康にまつわる話 】
皆さん明けましておめでとうございます!神奈川県海老名駅東口徒歩3分にあります、予防歯科 K’sデンタルクリニック 院長の鎌田です。
昨年中は大変お世話になりました。本年も宜しくお願い致します。
それでは、口呼吸の続きです。
口呼吸の改善法
様々な機能訓練がありますが、最近著名になってきている方法をご紹介します。
あいうべ体操
・あいうべ体操とは
九州で開業されている内科医の今井一彰先生が考案した、口呼吸を鼻呼吸に改善していく体操のことです
口呼吸を改善することによって、アトピーの症状軽減やインフルエンザ・気管支喘息の予防、うつ病予防、便秘などのお腹の病気の予防にもなると言われています。
・トレーニング法
1.「あ~」と口を大きく開く
2.「い~」と口を大きく横に広げる
3.「う~」と唇を強く前に突き出す
4.「べ~」と舌を突き出して下に伸ばす
・声は出しても出さなくても大丈夫です。
・トレーニング中は鼻でゆっくりと呼吸することを意識して行ってください。
・「あ~」から「べ~」までで1セットとし、1日30セット行ってください。
・顎関節が痛い方などは、「い~」「う~」のみを30回行ってください。
それでもお口で呼吸しますか? 口呼吸について 4
2018年12月25日【カテゴリ:お口の健康にまつわる話 】
皆さんこんにちは!神奈川県海老名駅東口徒歩3分にあります、予防歯科 K’sデンタルクリニック
院長の鎌田です。
口呼吸の続きです。
口呼吸の問題点
3.口呼吸によって起こる外見の異常
・歯並びが悪くなる
舌を置く位置というのは上の前歯のすぐ後ろ、上顎の歯茎に軽くくっついているのが正常なのです。ここに舌があることで上顎は幼少期から12歳くらいまでのあいだにゆっくりと自然な形で広げられます。広げられた上顎に生えてきた大人の歯は、じゅうぶんな場所が確保されているためまっすぐ生えてくることができるのです。しかし、口呼吸の場合は空気の通る道をつくるために、舌は下顎の内側についた状態になっています。そうすると、上顎がじゅうぶんなサイズに押し広げられることがありません。とくに横幅がせまくなり、前歯の並ぶスペースが足りなくなってしまいます。さらに、ものを噛むたびに前歯が空気に押されて前へ前へと出てくるため、結果的に出っ歯になってしまうのです。
・唇が乾燥して切れたり厚ぼったくなる
口呼吸による呼気で唇が乾燥し、ヒビが入ったり切れてたりすることがあります。口呼吸が習慣化していると、リップやワセリンを塗っても保湿が追いつかないくらいにすぐ乾燥してしまいます。また、空気の通り道を確保するために無意識のうちに唇の内側を外へとめくるクセがつき、これが原因で唇が厚ぼったくなってしまうことがあります
・特有の顔貌を呈する様になる
下膨れ顔
面長
目が細い
鼻が低い
顎がない(顎が後退している)
出っ歯
ぼけっとした表情
それでもお口で呼吸しますか? 口呼吸について 3
2018年12月18日【カテゴリ:お口の健康にまつわる話 】
皆さんこんにちは!神奈川県海老名駅東口徒歩3分にあります、予防歯科 K’sデンタルクリニック 院長の鎌田です。
口呼吸の続きです。
口呼吸の問題点
2.口呼吸によっておこる体の異常
・細菌が体内に入りやすく、温度調節もされないので、病気を引き起こしやすい
鼻はフィルターと加湿器及びエアコンの役割をしています。その鼻を介さずに呼吸するため、細菌が体内に侵入しやすく、取り込む空気も乾燥していたり高温だったりしてしまうため体を壊しやすくなります。
・体内に取り込む空気量が多いことで、体内のガス交換能力が低下し、脳への血流を低下させる。
口呼吸の全身への影響として、最も重大な事は血中CO2(二酸化炭素)濃度の低下です。
二酸化炭素は、脳幹にある延髄の呼吸中枢に働きかけをして、体内のガス交換をコントロールしています。ゆっくりした鼻呼吸では酸素と二酸化炭素のバランスが取れているのですが、口呼吸は、大量に吸気(吸い込み)することによって、過剰な酸素が、一部活性酸素となって、細胞を傷害するリスクの問題が考えられます。また、大量の呼気(吐き出し)によって、生体に必要な二酸化炭素も必要以上に放出することになります。呼吸で体内に入った酸素は、血中のヘモグロビンと結合して運ばれ、必要とされる組織や臓器で結合が解かれて酸素が放出されます。この運搬は、動脈血中の二酸化炭素濃度に左右されています。つまり、体内に一定量の二酸化炭素が存在しないと、効率よく酸素が体の隅々まで運搬され、必要な組織で供給されないという事です。結果、様々な臓器で機能低下を引き起こします。もちろん、脳の活動も低下してしまいます。
・睡眠時無呼吸症候群を引き起こす
「睡眠時無呼吸症候群」とは、眠っている間に一時的に呼吸がとまってしまう疾患をいいます。いびきをかいたり夜中に目を覚ましやすくなったりするだけでなく、酸素不足により脳や体へ大きなダメージを与える可能性のある疾患です。寝ている間、口呼吸は喉がふさがれてしまい、下顎につけている舌の力が抜けて喉のほうに落ちこんでしまうため、呼吸がしづらくなり無呼吸状態を引きおこすのです。
それでもお口で呼吸しますか? 口呼吸について 2
2018年12月11日【カテゴリ:お口の健康にまつわる話 】
皆さんこんにちは!神奈川県海老名駅東口徒歩3分にあります、予防歯科 K’sデンタルクリニック 院長の鎌田です。
口呼吸の続きです。
口呼吸の問題点
1.唾液減少によって起こるお口の異常
・虫歯、歯周病になりやすい
唾液の殺菌成分が働かないので、細菌が活動しやすい
唾液の再石灰化の作用が働かないので、溶けた歯が回復しない
・口臭が発生しやすい
唾液の殺菌成分が働かないので、細菌が活動しやすい
・歯が着色しやすい
乾燥している歯の表面には着色が付きやすい
・味覚が鈍くなる
舌が乾燥すると、味を感じる味蕾という細胞が損傷してしまい、味を感じにくくなる
それでもお口で呼吸しますか? 口呼吸について 1
2018年12月4日【カテゴリ:お口の健康にまつわる話 】
皆さんこんにちは!神奈川県海老名駅東口徒歩3分にあります、予防歯科 K’sデンタルクリニック 院長の鎌田です。
皆さん、普段何気なくお口で呼吸していませんか?
「口で息をして何が悪いの?」と思うかもしれませんね。
でも実は、口での呼吸は身体に負担をかけた呼吸だったんです!
今回から口呼吸についてお話していきましょう。
口呼吸とは
鼻を使わずに口で呼吸することですが、ここでいう口呼吸とは口での呼吸が癖になってしまっている場合のことをいいます。
口呼吸の原因
・鼻疾患(アデノイド肥大、鼻中隔湾曲症など)
鼻気道内の障害物や鼻炎により鼻呼吸が行えない際に口呼吸が生じる
・柔らか食
口の周りの筋肉が発達しないため
・口唇閉鎖不全
・アレルギー疾患の増加
花粉症、アレルギー性鼻炎だとますます口呼吸に
口呼吸の問題点
口呼吸がもつデメリットには、
1.口呼吸による唾液量の減少でお口の異常を引きおこす
2.風邪や花粉症、「睡眠時無呼吸症候群」などの体の異常を引きおこす
3.口呼吸による歯並びの悪化、口周りの筋肉が衰え・たるみなどの外見の問題を生む
といったことがあります。
次回、詳しくお話していきましょう。
定期的に通ってるのにじつは安い? 定期検診(メインテナンス)と医療費 4
2018年11月27日【カテゴリ:お口の健康にまつわる話 】
皆さんこんにちは!神奈川県海老名駅東口徒歩3分にあります、予防歯科 K’sデンタルクリニック 院長の鎌田です。
定期検診と医療費の続きです。
歯周病は全身疾患の元!!
歯周病は慢性的な病気の一つであり、完治するということがほとんどありません。
定期的なケアを行っていかないと、必ずと言って良いほど再発してしまいます。
歯周病をしっかりと管理しておかなければ、場合によっては命にかかわる病気を発症してしまう事もあります!
「口の中の病気は、万病の元」と、当院は考えています。
中日新聞で、定期検診で歯を継続的にケアした方の方が将来的に支払う医療費が抑えられたという調査がありました。(中日新聞 2011年3月11日)
歯医者での定期検診は障害医療費を抑えるということは、いいかえれば・・・
全身の病気のリスクを遠ざけるということになります。
定期検診(メインテナンス)を受け続ける価値は、
痛い思いもせずに、お口の健康と全身の健康を守れ、
尚且つ、医療費も抑えられるという事です!!
皆さん、是非定期検診(メインテナンス)を受診しましょう!!