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BBQ🍖🔥🍴
2018年6月28日【カテゴリ:スタッフブログ 】
皆さんこんにちは!神奈川県海老名駅東口徒歩3分にあります、予防歯科 K’sデンタルクリニック TC 甲斐です🤘( ˙꒳˙ )🤘
梅雨も終わって毎日夏日和が続いてますね☺︎꒡̈⃝⌄̈⃝¨̮✨
熱中症には気を付けて下さい😭
あたしは今年初のBBQをしましたよ😏💗
久々に集まったんですがめちゃ楽しかったです🤩✨
今年の夏もBBQや海やら沢山行こうと思います♡(๑¯꒳¯๑)
そして、今日からあたしはホワイトニングを毎日します☺️✨
2週間後に比較した写真載せますฅ🐱💓
夏も始まりますし!!!頑張ります😏✨
では、また来週よろしくお願いします🌟
白い悪魔 1
2018年6月27日【カテゴリ:お口の健康にまつわる話 】
皆さんこんにちは!神奈川県海老名駅東口徒歩3分にあります、予防歯科 K’sデンタルクリニック 院長の鎌田です。
私は甘いものは大好きで、体に悪いと分かっていてもついつい食べてしまいます。
でも、砂糖って虫歯になるだけでなく、他に何が悪いのでしょう?
白い悪魔とも呼ばれていますが、何故白い悪魔なのでしょう?
今回からは「白い悪魔」=砂糖についてお話していきましょう。
砂糖とは
代表的な甘味料で,純粋なものは化学上はショ糖と呼ばれる。原料作物としてはサトウキビとテンサイが世界的に一般的。
原料を圧搾機で圧搾(サトウキビ)または浸出がまで浸出(テンサイ)させて得た液を,加熱・濃縮して結晶化させ,遠心分離機で結晶(粗糖)と糖蜜に分離。
粗糖を溶解し,脱色など精製を行って結晶化させたものが精製糖で,これはその結晶の大きさにより,最も細かい車(くるま)糖(いわゆる白砂糖),より大きなざらめ(双目)糖に大別される。他に加工糖として氷砂糖,角砂糖,粉砂糖などがある。
精製法
製糖および精糖は、精製、結晶化、分蜜の工程でできあがる。
サトウキビの例で説明すると、サトウキビを刈り取り、茎から液汁を絞り取る。この糖汁に石灰を加え沈殿濾過(ろか)して不純物を除去したのち、蒸発缶で濃縮する。
これをさらに真空結晶缶によって濃縮し、結晶種(だね)として砂糖の小さい結晶を加えると、それを核として過飽和なショ糖が結晶化するので、遠心機にかけ糖蜜分を分離する。
これが原料糖である。日本へはこの状態で各国から輸入される。
精糖工場では原料糖を一度温水で溶解し、活性炭、イオン交換樹脂などで精製し、濃縮缶に入れて減圧下で濃縮する。
過飽和状態になったとき、結晶種を加えて結晶をつくる。種を多く加え急速に冷やすと、車糖のような細かい結晶のものができ、種を少なくして時間をかけて冷却すると、ざらめ糖のような大きい結晶が得られる。
結晶ができたら遠心機にかけ母液と分離し、のち乾燥・冷却し、製品となる。
甜菜糖はサトウダイコンを洗浄後薄く切り、浸出装置内に導き、温水を用いて糖分を浸出する。糖液を精製、濃縮後、甘蔗糖の精糖と同様、結晶化、分蜜、乾燥、冷却が行われる。
糖質としての分類
糖質には、「単糖類」・「二糖類」・「多糖類」があります。
「単糖類」というのは、これ以上分解ができない糖類のことで、ブドウ糖(グルコース)・果糖(フルクトース)・ガラクトースなどがあります。
砂糖の主成分「ショ糖(スクロース)」は、単糖類であるブドウ糖(グルコース)と果糖(フルクトース)が結合した糖であり、「二糖類」の一種です。
主な二糖類は下記になります。
「二糖類」
麦芽糖(マルトース)=グルコース+グルコース →さつまいも、水あめなどに含まれる
ショ糖(スクロース)=グルコース+フルクトース →サトウキビ、てん菜などに含まれる
乳糖(ラクトース) =グルコース+ガラクトース →牛乳に含まれる
また、「多糖類」には、お米やイモ類がありデンプンともいわれます。これらの食品は、ブドウ糖(グルコース)がいくつも繋がって構成されており、単純な構成である単糖類や二糖類と比べて、消化されるのに時間がかかるという特徴があります。
妊婦と歯科 3
2018年6月26日【カテゴリ:お口の健康にまつわる話 】
皆さんこんにちは!神奈川県海老名駅東口徒歩3分にあります、予防歯科 K’sデンタルクリニック 院長の鎌田です。
妊婦さんについての続きをお話していきましょう。
妊娠中のレントゲン撮影
わたしたちは日常生活の中で常に自然放射線と呼ばれている微量の放射線にさらさられており、これを自然被爆と呼びます。
自然被爆には太陽や宇宙空間から降り注ぐものなどごく身近なところに多く存在しています。
妊娠中にレントゲン撮影をすると放射線による被曝が胎児に影響を及ぼすのではないかと心配される方も多いと思いますが、歯科でのエックス線撮影に際しての被爆は一日の自然被爆の約3分の1以下で、被爆としてはごく微量です。(デンタル撮影:0.01mSv、パノラマ撮影:0.03mSv)
また、防護用エプロンの着用で、腹部を十分に遮断できますし、歯科での撮影部位は性腺・子宮から離れています。
従って、過度に心配される必要はありません。
適切な診断・治療を行うためには必要があるならば撮影した方が良いです。
妊娠中・授乳中の麻酔
・妊娠中の麻酔について
通常、歯科麻酔の使用量は少なく、局所分解されますので心配はありません。
・授乳中の麻酔について
局所麻酔薬は母乳中に移行しますが、乳児に与える影響は少なく米国小児科学会の見解では授乳時にも使用してもよいとされています。
妊娠・授乳中の服薬
・妊娠中の服薬
最も危険な時期は妊娠初期(特に4~8週)です。
不安、心配な場合は必ず医師・歯科医師・薬剤師に相談することが大切です。自分で勝手に判断して服薬しないようにして下さい。
あくまでも有益性投与が原則で、症状改善の為にも薬物を服用する必要がある場合があることを理解して下さい。
・授乳中の服薬
多くの場合、母乳中に移行する量は母親に投与された薬の1~2%を超えることはありませんので、乳児に与える影響は非常に少ないと云われています。
ただ、乳児の場合、特に生後1週間以内の新生児においては、薬を代謝する能力が不十分ですので注意が必要です。
そのような場合は、人工乳(ミルク)を用意したり、事前に母乳を搾乳し保存しておくようにしてください。
妊婦と歯科 2
2018年6月25日【カテゴリ:お口の健康にまつわる話 】
皆さんこんにちは!神奈川県海老名駅東口徒歩3分にあります、予防歯科 K’sデンタルクリニック 院長の鎌田です。
妊婦さんについての続きをお話していきましょう。
妊婦と歯科治療
基本的に歯科治療ができない時期というのはありません。
おかあさんのからだの状態、赤ちゃんの状態を併せて、それぞれの時期(前期・中期・後期)での歯科治療の留意点をお話しします。
1.妊娠前期
妊娠の初期は胎児の各器官の形成期であり母体にとっても胎盤の成熟期です。
したがって妊娠中で一番不安定な時期といえます。
この時期の歯科治療としては、除痛を目的とした対処療法に留めた方が良いでしょう。
妊娠の可能性のあるときは前もってお話しください。
2.妊娠中期
中期は胎児、母体ともいちばん安定している時期といえます。
この時期にできるだけの処置をすると良いでしょう。
抜歯等の治療もほとんど問題はありませんが、特に不安を抱かれる方は可能なら出産後に処置しましょう。
ただ、お薬の服用には注意点もありますので、歯科医あるいは産婦人科医の先生ともよく相談するようにしましょう。
3.妊娠後期
妊娠後期になると子宮底がみぞおちのあたりまで上がり、心臓や肺も圧迫されるため、動悸や息切れが頻繁になります。
この時期もあまり問題なく歯科処置が可能ですが、ただ同じ姿勢を長く続けると腹部を圧迫し苦しくなることもありますので、治療時間などに注意が必要です。
13年!
2018年6月24日【カテゴリ:スタッフブログ 】
皆さんこんにちは!神奈川県海老名駅東口徒歩3分にあります、予防歯科 K’sデンタルクリニック 歯科衛生士の古内です。
今日は高校生から仲良しの4人組で
久しぶりに会いご飯食べました♡
4人中2人は子供がいてほんと
可愛くてキュンキュンしました😁
皆んながサプライズでお祝いしてくれました😳💓
高校生の16歳からもう13年目になるのですがこんなに長い年月仲良しでいられるのは
とても嬉しいなと思いました💓
最後に‥
最近ビィッツが一緒の布団に寝にくるのですが寝相がひどい!笑
よく蹴られ目が覚めます(笑)
ではまた来週(^^)♡
妊婦と歯科 1
2018年6月23日【カテゴリ:お口の健康にまつわる話 】
皆さんこんにちは!神奈川県海老名駅東口徒歩3分にあります、予防歯科 K’sデンタルクリニック 院長の鎌田です。
今回から、妊婦さんについてお話していきましょう。
妊娠期間
・初期:1~4カ月(0~15週)
4~8週は器官形成期な為、治療は応急処置のみになります。
・中期:5~7カ月(16~27週)
安定期である為、歯科治療をするならこの時期
・後期:8~10カ月(28~39週)
妊娠後期はおなかも大きいため、応急処置のみが望ましいです。
出産後6~8週以降に治療開始
妊娠中の口腔内の変化
唾液の質の変化 :女性ホルモン増加により、唾液の質に変化が生じ、口の中が粘つき、口腔内細菌の活動が活発になります。
歯肉の状態の変化:女性ホルモンの増加により、歯茎が腫れやすく、出血しやすくなります。
食生活の変化 :酸性の食べ物を好んで食べる傾向にあります。酸性の食べ物は、歯に悪影響を与えやすいです。
つわり :つわりに伴う嘔吐がある場合は、嘔吐することで胃酸によって歯が溶かされます。また、気持ち悪くてしっかりとブラッシング出来ない場合もあります。
妊娠によって直接虫歯になるわけではなく、上記の環境によって、口腔内の清掃が不十分になりがちであり、その為に虫歯が発生しやすい状態になり易いです。
妊婦さんの口腔ケア
妊娠中でもむし歯や歯周病の発生メカニズムは同じなので基本的な予防方法は変わりませんが、ホルモンバランスの変化によって歯肉炎が起こりやすくなっています。
また、つわりなどで歯みがきすることが困難になってしまうこともよくあります。
さらにそれらが重なるとお口の中が不潔になり歯肉炎の症状が悪化し、歯ぐきの痛みによって歯みがきが困難になることもあります。
このような場合は
・ ヘッドの小さな歯ブラシを使う(子ども用等)
・ やわらかめの歯ブラシを使う
・ 歯を磨く時に歯ブラシの動かし方を小さくする
・ 前かがみ気味で、前に掻き出すように磨く
・ においの強い歯磨剤をさける
・ できるときに何回かに分けて磨く
・ 歯みがきができない時は甘いもの(お菓子、ジュース)などをひかえる
などを心がけましょう。
しかし、つわりがひどいときはあまり神経質にならずに、洗口剤を使用するようにし、調子の良いときに磨く程度で良いでしょう。
がんについて 4
2018年6月22日【カテゴリ:お口の健康にまつわる話 】
皆さんこんにちは!神奈川県海老名駅東口徒歩3分にあります、予防歯科 K’sデンタルクリニック 院長の鎌田です。
がんについての続きです。
がんの治療が始まる前に歯科医院に行こう!
がん治療を始める時に口腔内の衛生状態が悪い人は、治療上の副作用が酷くなりやすいことが分かっています。
がんの治療前・手術前に歯科治療や口腔内の専門的なクリーニングをうけて口腔内の衛生状態を良くすることで、手術や治療による副作用(肺炎・口内炎など)を減らすことが出来ます。
口腔内を清潔に保つ口腔ケアは、患者さんの早期回復に非常に有効であり、社会復帰に向け大きな手助けとなります。
これから外科手術を受ける方へ
全身麻酔を伴うがんの手術では、人口呼吸のための管を口腔から入れます。
この時、口腔内の細菌が少ない方が、手術後に肺炎や創(傷口)感染などの合併症を減らせることが分かっています。
手術後の感染
1・創感染:頭頚部、消化器、呼吸器などの手術の傷口に口腔からの細菌がつく(血液を介して)
2.誤嚥性肺炎:手術後、口腔内の細菌の誤嚥により、肺炎が引き起こされる
これから化学療法(抗がん剤治療)を受ける方へ
化学療法では、がん細胞を殺す薬を使います。
この薬はがん細胞を殺しますが、それと同時に正常な細胞にもダメージを与えてしまいます。
口腔内の細胞がダメージを受けると、頬や唇の内側の粘膜が炎症を起こし、痛みが出ます。
痛みが強いと、一時的に食事や会話が不自由になります。
抗がん剤の中には「免疫力」を弱めてしまうものもあり、普段は何ともない口腔内の菌が感染症を引き起こし、化学療法が継続できなくなることもあります。
歯科で専門的なケアを行い、口腔内の衛生状態を改善することが副作用の重症化を防ぐ事に役立ちます。
色々な口腔内トラブル
・口腔粘膜炎
・歯肉の出血
・歯の知覚過敏
・味覚障害
・口腔乾燥
・歯や歯肉への感染
・ウイルス感染
・カビの菌の増殖
これから放射線治療を受ける方へ
放射線治療では、がん細胞に放射線を当てて殺します。出来るだけがん細胞だけに放射線が当たるようにしますが、周りの正常な細胞にも放射線が当たってしまうのを完全に避けることは出来ません。
口腔の周りの細胞はもともと放射線の影響を受けやすいタイプの細胞の為、放射線治療の効果と共に口腔内の正常な細胞もダメージを受けます。
そのダメージの結果、様々な副作用が現れます。
頭・顔・首などの放射線治療で
・口内炎
・口腔乾燥
・虫歯になり易くなる
・骨髄炎(顎の骨の炎症)
お風呂上がり猫ฅ🐱
2018年6月21日【カテゴリ:スタッフブログ 】
皆さんこんにちは!神奈川県海老名駅東口徒歩3分にあります、予防歯科 K’sデンタルクリニック TC 甲斐です👯♀️✨
おはようございます😊☀️
最近梅雨入りして毎日雨ですね( ˘• ₃ • )
あたしは早く夏が来て欲しいです😂
最近愛猫をお風呂に入れてみました😳💗
みーが凄い老けた😂😂😂
毎日猫に癒されてます😻最近もぉ1匹飼いたいなぁと思って近々動物保護団体行こうか迷ってます🐈✨
最近寒いので風邪にも気を付けて下さいm(_ _)mまた来週宜しくお願いします♡(๑¯꒳¯๑)
がんについて 3
2018年6月20日【カテゴリ:お口の健康にまつわる話 】
皆さんこんにちは!神奈川県海老名駅東口徒歩3分にあります、予防歯科 K’sデンタルクリニック 院長の鎌田です。
がんについての続きです。
がんの治療法
1.外科療法(手術療法)
がんを外科的に切除します。一方、切除する範囲を小さくすることで、治療後の後遺症を最小限にします。
例:乳がんでは、乳房の一部を残す場合と、乳房全体を切除する場合で治療効果に差がないことがわかっています。がんの広がる仕組みがわかることによって、切除の範囲を小さくできるようになり、治療後の後遺症を最小限にするなど、クオリティ・オブ・ライフを重視した治療が行われるようになってきています。
2.放射線療法
遺伝子を傷つけて分裂しないようにしたり、細胞が自ら脱落する現象を増強します。
例:頭頸部(首やのどなど)のがんでは、放射線を当てる治療を手術や化学療法と組み合わせて、あるいは単独で行うことによって、発声や嚥下(のみ込むこと)への影響を最小限にしながら治療を行うことができる場合があります。
3.化学療法
がん細胞がふえる仕組みを妨げる薬を使うことによって、がんを破壊、縮小させます。
例:肺がんの1つである小細胞がんでは、遺伝子の合成にかかわるタンパク質の働きを抑える薬と、遺伝子と結合して細胞の分裂を抑える薬を組み合わせることによって、治療を行います
4.分子標的療法
がん細胞で傷ついた遺伝子からつくられる、がん細胞の異常な性質の原因となっているタンパク質を攻撃する物質や抗体(分子標的薬)を、体の外から薬として投与することによって治療します。
5.ホルモン療法
がんの増殖は性ホルモンの影響を受けることがあります。前立腺がんでは男性ホルモン、乳がんや子宮体がんでは女性ホルモンがかかわっており、これらのホルモンの作用を抑えることによって、治療を行います。
6.分化誘導療法
未熟ながん細胞を成熟させて性質を変えることで、がんを治療します。
例:急性骨髄性白血病の一部では、レチノイン酸という薬を使うことで、未熟でふえやすい白血病細胞の分化を誘導して、正常な白血球と同じ経過をたどってふえないようにする治療を行います。
緩和ケアとターミナルケア
ターミナルケアとは、がんの終末期に行われる、治癒や延命ではなく、主に痛みなどの疼痛をはじめとした身体的・精神的な靴の除去を目的としたケアのこと。
一方、緩和ケアは、「がんによる身体的問題や精神的問題を抱えている患者さんやその家族に、より早期の段階から身体的・精神的・社会的・スピリチュアルな問題に関して適切な評価を行い、それが障害とならないように予防したり対処したりすることでQOLうを改善する」ケアのこと。
ターミナルケアは緩和ケアの1部を示したものです。
がんについて 2
2018年6月19日【カテゴリ:お口の健康にまつわる話 】
皆さんこんにちは!神奈川県海老名駅東口徒歩3分にあります、予防歯科 K’sデンタルクリニック 院長の鎌田です。
がんについての続きです。
口腔がん
口の中全体を口腔と言い、ここにできるがんを総称して「口腔がん」と呼んでいます。「口腔がん」はできる場所によって『舌がん(ぜつがん)』・『歯肉がん(しにくがん)』・『口腔底がん(こうくうていがん)』・『頬粘膜がん(きょうねんまくがん)』・『口蓋がん(こうがいがん)』・『口唇がん(こうしんがん)』に分類されます。部位別では『舌がん』が最も多く、次に多いのが『歯肉がん』となります。
発生頻度は、がん全体の1〜3%程度と決して多くありませんし、他のがんとは違い、患部を直接見ることができるので早期発見しやすいがんといえるでしょう。ところが、一般の方にあまり知られていないため、進行するまで放置されてしまうケースが多く、亡くなられる方が急増しているがんでもあるのです。
知っておきたい初期症状
口腔がんの5年生存率は60~80%と言われています。初期症状のうちに発見すれば簡単な治療で治すことができ、後遺症もほとんど残ることはなく、5年生存率は90%以上との報告もあります。 しかし進行した口腔がんでは、手術により舌やあごの骨を切除してしまったり顔が変形したりすることがあり、そのため食事や会話が困難になり、日常の生活に大きな支障を残すことになります。だからこそ、早期発見が重要になります。
初期症状
口腔がんの自覚症状で最も多いのが口腔内の痛み。その他、しこり、腫れ、ただれ、出血、歯のぐらつき、口臭などが挙げられます。しかし、初期の段階では痛みが少なく、痛みが出て来た時にはすでに進行しているケースが多く、舌や歯肉の盛り上がり、硬いしこり、なかなか治らない口内炎などの症状には注意が必要です。また、物を飲み込むときに違和感があったり、粘膜の変色(白・赤・黒)も要注意です。
口腔がんのリスクファクター
1.喫煙
「口腔がん」が発生する最大のリスクファクターは、他のがん同様、喫煙です。喫煙者の口腔がん発生率は非喫煙者に比べ約7倍も高く、死亡率は約4倍も高いという報告があるほどなのです。
2.飲酒
喫煙に次ぐリスクファクターとなるのが飲酒。特に50歳以上の男性で、毎日たばこを吸い、なおかつお酒も飲まれる方は最も危険です。飲酒時の喫煙は、たばこに含まれている発がん性物質がアルコールによって溶けて口腔粘膜に作用するため、よりリスクが高くなると考えられています。
3.その他
喫煙、飲酒以外に、「お口の清掃不良」や「ムシ歯の放置」「合わない入れ歯や破れたかぶせ物のなどによる慢性的な刺激」「栄養不良」などもリスクファクターとして挙げられています。
日ごろから気を付ける事
1.たばこ、お酒を控える
2.偏食をせずバランスの良い食生活を心がける
3.歯磨きやうがいを習慣化して口の中を清潔に保つ
4.合わない入れ歯、破れたかぶせ物、治療していないムシ歯があれば放置せず、歯科医師の治療を受ける。
進行したムシ歯をそのままにしていたり、合わない入れ歯を無理して使っていて舌や頬を傷つけていたり、口の中が歯垢や歯石で汚れていたりすると口腔がんが発生しやすくなります。つまり口腔がんの予防で大切なことは、かかりつけの歯科医を持って、定期的な診療を受けることです。
ムシ歯の適切な治療、こまめな入れ歯の調整、ムシ歯や歯周病を予防するためのクリーニングなどを受けることでお口の中は清潔に保たれ、口腔がんのリスクを下げることにつながるのです。それと同時にがんを寄せつけない生活習慣(タバコを吸わない、お酒を控える、ストレスをためない、バランスのよい食生活、適度なスポーツなど)を心がけましょう。