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がんについて 4

2018年6月22日【カテゴリ:お口の健康にまつわる話

皆さんこんにちは!神奈川県海老名駅東口徒歩3分にあります、予防歯科 K’sデンタルクリニック 院長の鎌田です。

がんについての続きです。

 

がんの治療が始まる前に歯科医院に行こう!

がん治療を始める時に口腔内の衛生状態が悪い人は、治療上の副作用が酷くなりやすいことが分かっています。

がんの治療前・手術前に歯科治療や口腔内の専門的なクリーニングをうけて口腔内の衛生状態を良くすることで、手術や治療による副作用(肺炎・口内炎など)を減らすことが出来ます。

口腔内を清潔に保つ口腔ケアは、患者さんの早期回復に非常に有効であり、社会復帰に向け大きな手助けとなります。

 

これから外科手術を受ける方へ

全身麻酔を伴うがんの手術では、人口呼吸のための管を口腔から入れます。

この時、口腔内の細菌が少ない方が、手術後に肺炎や創(傷口)感染などの合併症を減らせることが分かっています。

手術後の感染

1・創感染:頭頚部、消化器、呼吸器などの手術の傷口に口腔からの細菌がつく(血液を介して)

2.誤嚥性肺炎:手術後、口腔内の細菌の誤嚥により、肺炎が引き起こされる

 

これから化学療法(抗がん剤治療)を受ける方へ

化学療法では、がん細胞を殺す薬を使います。

この薬はがん細胞を殺しますが、それと同時に正常な細胞にもダメージを与えてしまいます。

口腔内の細胞がダメージを受けると、頬や唇の内側の粘膜が炎症を起こし、痛みが出ます。

痛みが強いと、一時的に食事や会話が不自由になります。

抗がん剤の中には「免疫力」を弱めてしまうものもあり、普段は何ともない口腔内の菌が感染症を引き起こし、化学療法が継続できなくなることもあります。

歯科で専門的なケアを行い、口腔内の衛生状態を改善することが副作用の重症化を防ぐ事に役立ちます。

色々な口腔内トラブル

・口腔粘膜炎

・歯肉の出血

・歯の知覚過敏

・味覚障害

・口腔乾燥

・歯や歯肉への感染

・ウイルス感染

・カビの菌の増殖

 

これから放射線治療を受ける方へ

放射線治療では、がん細胞に放射線を当てて殺します。出来るだけがん細胞だけに放射線が当たるようにしますが、周りの正常な細胞にも放射線が当たってしまうのを完全に避けることは出来ません。

口腔の周りの細胞はもともと放射線の影響を受けやすいタイプの細胞の為、放射線治療の効果と共に口腔内の正常な細胞もダメージを受けます。

そのダメージの結果、様々な副作用が現れます。

頭・顔・首などの放射線治療で

・口内炎

・口腔乾燥

・虫歯になり易くなる

・骨髄炎(顎の骨の炎症)

 

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