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妊婦と歯科 2
2018年6月25日【カテゴリ:お口の健康にまつわる話 】
皆さんこんにちは!神奈川県海老名駅東口徒歩3分にあります、予防歯科 K’sデンタルクリニック 院長の鎌田です。
妊婦さんについての続きをお話していきましょう。
妊婦と歯科治療
基本的に歯科治療ができない時期というのはありません。
おかあさんのからだの状態、赤ちゃんの状態を併せて、それぞれの時期(前期・中期・後期)での歯科治療の留意点をお話しします。
1.妊娠前期
妊娠の初期は胎児の各器官の形成期であり母体にとっても胎盤の成熟期です。
したがって妊娠中で一番不安定な時期といえます。
この時期の歯科治療としては、除痛を目的とした対処療法に留めた方が良いでしょう。
妊娠の可能性のあるときは前もってお話しください。
2.妊娠中期
中期は胎児、母体ともいちばん安定している時期といえます。
この時期にできるだけの処置をすると良いでしょう。
抜歯等の治療もほとんど問題はありませんが、特に不安を抱かれる方は可能なら出産後に処置しましょう。
ただ、お薬の服用には注意点もありますので、歯科医あるいは産婦人科医の先生ともよく相談するようにしましょう。
3.妊娠後期
妊娠後期になると子宮底がみぞおちのあたりまで上がり、心臓や肺も圧迫されるため、動悸や息切れが頻繁になります。
この時期もあまり問題なく歯科処置が可能ですが、ただ同じ姿勢を長く続けると腹部を圧迫し苦しくなることもありますので、治療時間などに注意が必要です。