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歯周病と糖尿病 3
2018年8月8日【カテゴリ:お口の健康にまつわる話 】
皆さんこんにちは!神奈川県海老名駅東口徒歩3分にあります、予防歯科 K’sデンタルクリニック 院長の鎌田です。
歯周病と糖尿病の続きをお話していきましょう。
糖尿病の種類
糖尿病は、その成りたちによっていくつかの種類に分類されますが大きく分けると、「1型糖尿病」、「2型糖尿病」、「その他の特定の機序、疾患によるもの」、そして「妊娠糖尿病」があります。
1型糖尿病
インスリンを作る膵臓の細胞が何らかの原因でこわされることで、インスリンが作られなくなり、糖尿病になります。
子どもや若年者に多くみられます。
2型糖尿病
インスリンの分泌が少なくなったり、働きが悪くなるために起こります。おもに中高年以降にみられますが、若年者の発症も増加しています。
日本の糖尿病患者さんの約90%が2型糖尿病とされています。
日本人は遺伝的にインスリン分泌が弱い人が多いといわれています。
遺伝的な体質に過食(特に高脂肪食)、運動不足、肥満、ストレスなどの生活習慣や加齢といった要因が加わり、発症するとされています。
このため、2型糖尿病は「生活習慣病」ともいわれるのです。
また、肥満がなくても、内臓脂肪が増える「メタボリックシンドローム」と呼ばれる状態になると発症しやすくなります。
その他の特定の機序、疾患によるもの
遺伝子の異常によるもの、ほかの病気や薬剤に伴って起こるものがあります。
妊娠糖尿病
糖は赤ちゃんの栄養となりますが、多すぎても、少なすぎても、成長に影響を及ぼすことがあります。
そのため、お腹の赤ちゃんに十分な栄養をあげながら、細やかな血糖管理をすることが大切です。
妊娠中は絶えず赤ちゃんに栄養を与えているため、お腹が空いているときの血糖値は、妊娠していない時と比べて低くなります。
一方で、胎盤のホルモンの影響でインスリンが効きにくくなり、食後の血糖値は上がりやすくなります。
妊娠糖尿病とは、妊娠中に初めてわかった、まだ糖尿病には至っていない血糖の上昇をいいます。
多くの場合、高い血糖値は出産の後にもどりますが、妊娠糖尿病を経験した方は将来糖尿病になりやすいと言われています。