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歯周病と糖尿病 2
2018年8月7日【カテゴリ:お口の健康にまつわる話 】
皆さんこんにちは!神奈川県海老名駅東口徒歩3分にあります、予防歯科 K’sデンタルクリニック 院長の鎌田です。
歯周病と糖尿病の続きをお話していきましょう。
インスリンとは
インスリンは、血液中のブドウ糖を筋肉や肝臓などへの取り込み、血糖を下げる働きを持つ唯一のホルモンです。
膵臓のランゲルハンス氏島という部分のβ細胞で作られ、血液によって全身に運ばれます。
「インスリンが十分に働かない」とは?
糖尿病になると、インスリンが十分に働かなくなり、血糖をうまく細胞に取り込めなくなります。
それには、2つの仕組みがあります。
1.インスリン分泌不足
膵臓の機能の低下があるため、十分なインスリンを作れなくなってしまう状態。
細胞の入り口を開けるための鍵が不足しているので、糖が中に入れず、血液の中にあふれてしまいます。
糖の取込みがうまくいかない。
2.インスリン抵抗性
インスリンは十分な量が分泌されているけれども、効果を発揮できない状態。
運動不足や食べ過ぎが原因で肥満になるとインスリンが働きにくくなります。
鍵であるインスリンがたくさんあっても、細胞のドアのたてつけが悪く、開けることができません。
この場合も、血液の中に糖があふれてしまいます。
効率よく糖を取り込めない。
糖尿病ではこの2つが影響して、血糖値が高くなってしまいます。