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歯周病と糖尿病 4
2018年8月9日【カテゴリ:お口の健康にまつわる話 】
皆さんこんにちは!神奈川県海老名駅東口徒歩3分にあります、予防歯科 K’sデンタルクリニック 院長の鎌田です。
歯周病と糖尿病の続きをお話していきましょう。
糖尿病の症状
症状がなく糖尿病になっていることに気がついていない人も多くいます。
糖尿病ではかなり血糖値が高くないと症状が出ません。
代表的な自覚症状
・尿の量が多くなる(多尿)
糖は尿に出るときに、同時に水分も一緒に出すために尿の量が多くなります。
・のどが渇いて、水分をたくさん飲む(口渇、多飲)
多尿のため脱水状態となり、のどが渇き、水分をたくさん飲みたくなります。
・体重が減る
糖が尿に出るために、体のたん白質や脂肪を利用してエネルギー源とするためです。
・疲れやすくなる
エネルギー不足と、体重減少により疲れを感じやすくなります。
さらに血糖値が高くなると、意識障害に至ることもあります。
Ⅱ型糖尿病の経過
1型糖尿病では、尿が増える、のどが渇くといった症状が急に起こりますが、2型糖尿病では気づかないうちに発症し、ゆっくりと進行します。
つまり、症状が無い状態のまま、糖尿病が進行していることがあるのです。
また、症状が無いからといって血糖コントロールを行わずにいると、合併症を引き起こします。
患者さんによって経過は異なりますが、早期では食事や運動で血糖コントロールができますが、年を追うごとに難しくなり、内服薬さらにはインスリン注射による治療が必要になります。
治療によって血糖値がほぼ正常にまで改善しても、糖尿病そのものが治るというわけではありません。
治療を中止すると、ふたたび血糖値は高くなってしまいます。
定期的な検査と治療を続けることが大切なのです。
歯周病の治療と似ていますね。