ブログblog
ブログ切り替えはこちらから
歯周組織
2018年4月16日【カテゴリ:お口の健康にまつわる話 】
皆さんこんにちは!神奈川県海老名駅東口徒歩3分にあります、予防歯科 K’sデンタルクリニック 院長の鎌田です。
前回は歯の構造についてお話ししました。
今回は歯を支える組織の歯周組織についてお話していきましょう。
歯周組織は、歯肉、歯根膜、セメント質、歯槽骨の4つで構成されています。
・歯肉:歯の頸部(歯頚部)と骨(歯槽骨)を覆う上皮。
・歯根膜:歯と歯槽骨を繋ぐ役割と「噛み応え」を感じる役割や歯に伝わる力を調整する役割があります。小石みたいな硬いものを噛んでしまった時に反射的に噛むのを止めるのはこの歯根膜のお陰です。
・セメント質:歯の根っこの表面を覆っている組織、歯根膜と歯をつなぎとめる役割。
・歯槽骨:歯を支えている骨。
これら歯周組織は、噛む力によって、歯が折れたり口腔内の異物が骨(歯槽骨)に侵入するのを防ぐ役割があります。
歯肉と歯との間には溝(歯肉溝)があり、この部に細菌が繁殖してしまうと、歯周病が引き起こされます。
次回は虫歯と歯周病の主原因である細菌感染についてお話ししましょう。