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虫歯予防法 その25 キシリトールについてその2
2018年6月2日【カテゴリ:お口の健康にまつわる話 】
皆さんこんにちは!神奈川県海老名駅東口徒歩3分にあります、予防歯科 K’sデンタルクリニック 院長の鎌田です。
キシリトールについて、続きをどうぞ。
キシリトールは虫歯にならないだけでなく、虫歯を防ぐ?
そういった論文も見かけますが、現在のところ真偽は証明されていません。
歯を再石灰化する効果があるとも言われていますが、キシリトールを食べると、唾液がたくさん出ますので、その唾液の作用ではないかとも言われています。
過度な期待を持たずに、「甘くても虫歯にならない食べ物」として便利に活用するのが良いと思います。
キシリトールは甘い
他の糖アルコールは、佐藤に比べると甘未が低く、食べても物足りなく感じやすいですが、キシリトールは砂糖と同等の甘未を持つので、満足感が得られやすいです。
それでいて、カロリーは砂糖の40%オフで、血糖値の上昇も緩やかです。
上手に使うと非常に健康に役立ちそうですね。(つい先日も、10年以上前から砂糖を一切使わず、全てキシリトールにかえているという外人女性がテレビに出ていました。その女性は健康で若さを保っているのは砂糖を摂取していないからだと話していました。)
砂糖と違う点は、清涼感があり切れ味の良い甘未であるというところでしょうか。その点を理解すると使いやすいです。
虫歯にならない〇〇入りに注意
最近キシリトール含有のお菓子をよく見かけます。
皆さんはキシリトール=虫歯にならないと考えるでしょう。
しかし、「虫歯にならない〇〇入り」と表示してあるお菓子に砂糖かそれに類似する糖質が多量に入っている例があります。
確かに、キシリトールは含有しているのですが、その使用%とその他の糖質の種類が非常に問題となります。
「虫歯にならない〇〇入り」であり「虫歯にならないお菓子」と謳っている訳ではないので嘘は言ってはいないのですが、消費者の誤解を招きそうです。
また、虫歯にならない代用糖が70%入っているために、残り30%が砂糖かそれに類似する糖質が入っていても、「虫歯になりにくい」「歯にやさしい」と表示したお菓子も販売されたりしていました。
下図の表示の無い商品では、本当に歯に安全かどうかは保障できません。