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虫歯予防法 その15 各時期の食生活とお口の健康 哺乳期その1

2018年5月19日【カテゴリ:お口の健康にまつわる話

皆さんこんにちは!神奈川県海老名駅東口徒歩3分にあります、予防歯科 K’sデンタルクリニック 院長の鎌田です。

今回は哺乳期のお話です。

 

哺乳期

□食べる為の機能は哺乳によって発達します。
□母乳が一番、人工乳なら哺乳瓶の乳首の選択を正しく行う。
□ミルクで寝かしつける習慣はやめましょう。
上の前歯を中心に、虫歯が広がりがちになります。やむを得ず与えた場合は、ガーゼ等で歯を拭いてから寝かせましょう。
□離乳は子供の成長に合わせて。
□ミルク以外の味やスプーンに慣れさせる。
哺乳瓶で甘いジュースなどを飲む習慣をつけるのは良くありません。水で薄めた果汁やスープをスプーンで与えてみましょう。

 

顎の発達

赤ちゃんは母乳を飲むとき、口に乳首を含んで、ただ吸うのではなく、乳輪までくわえて噛みつぶすように飲みます。

口内ではさらに複雑な動きが行われています。
この動作で、乳房をパッキングする唇の筋肉と、乳房を噛むための咀嚼筋が強くなります。

母乳は一回に出る量が限られるため、この動作は一日に何回も繰り返されます。
一方、人工乳首を使ったときの哺乳動作は、下顎の上下運動が小さいのが特徴です。

人工乳首は吸うことが容易で、一度に大量に飲むことが出来るのと、人工乳は母乳よりも胃に留まる時間が長いため、哺乳回数も減ります。

その結果、母乳で育てられた赤ちゃんと比べ、口腔器官の発達が劣ってしまう可能性があります。
哺乳期に口腔に関わる筋肉が正常に発達しないと、離乳期以後の咀嚼機能にも大きく影響する。いわゆる“噛めない子”になってしまいます。
その他にも、発音障害や歯列不正とそれに伴う、う蝕・歯周病・顎関節症の罹患率上昇などが考えられます。

哺乳瓶の乳首にも様々あります。中には本物の乳首同様の哺乳動作を必要とする乳首もあります。

人工乳を与えるときには、哺乳瓶の乳首にも注意を払って下さい。

 

赤ちゃんの哺乳動作

①唇の上下と歯茎の上下、舌を使って吸盤が吸着するように乳首をパッキングする
②咀嚼筋を動かし、乳房を噛み潰すようにしながら舌を口の中の上部に押し付け、口腔の内容量をゼロにする。
③この状態で、下顎を下方へ動かすことで口腔内に陰圧を生じさせ、母乳を口腔内へ引き出す。
④引き出された母乳を胃に飲み下すと同時に②の動作を行う。この動作の反復で母乳を飲む。

 

母乳う蝕について

母乳だけを飲んでいる分には虫歯にはなりにくいです。

しかし、歯が生える6~7ヶ月ごろには母乳以外の離乳食ジュースなどを摂取しているため、すでに作られた歯垢に母乳が付着して、虫歯になってしまう。

特に就寝前に授乳し、そのまま寝てしまうと上顎乳前歯をはさんで口唇と舌の間に母乳が長時間停滞することになり、これが毎夜繰り返されると、結果として虫歯の発病性が高まります。
歯磨きの導入から食生活の規律性や甘味飲食物のコントロールなどの生活習慣の確立を目指すことが虫歯予防となるでしょう。

 

 

 

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