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虫歯予防法 その25 口腔内細菌と全身疾患
2018年6月5日【カテゴリ:お口の健康にまつわる話 】
皆さんこんにちは!神奈川県海老名駅東口徒歩3分にあります、予防歯科 K’sデンタルクリニック 院長の鎌田です。
前回、最後に虫歯や歯周病予防がひいては全身疾患の予防になると書きましたが、それはどういうことなのか?
今回はそのことについてお話していきましょう。
菌血症
本来は無菌であるはずの血液中に細菌が認められる状態。
何らかの原因によって細菌が血管内に入ってしまうと起こります。
通常、少量の細菌が侵入したくらいでは、免疫系の働きにより血液中から速やかに排除され、菌血症がほかの感染症を起こすことはありませんが、免疫系の機能が低下している時などは、細菌が長期にわたって存在し、数も多くなることがあります。このような場合には、菌血症が引き金になり他の感染症や全身の重篤な反応が起こる可能性があります。
免疫系によって排除されなかった細菌は、全身の様々な部位に蓄積していき、そこで感染症を引き起こします。
血管が通っているところには全て可能性がありますが、具体的には
・脳を覆う組織
・心臓を包む膜
・心臓の弁と心臓の壁を覆う細胞
・骨
・関節
などです。また、カテーテルや人工関節、人工心臓弁などの人工物は特に細菌が蓄積しやすいです。
関連が推測される全身疾患
・脳血管疾患
・誤嚥性肺炎
・その他の呼吸器疾患
・心内膜炎
・その他の循環器疾患
・敗血症
・骨粗鬆症
・胃炎
・消化器系潰瘍
・糖尿病
・腎炎
・関節リウマチ
・早産
・低体重児出産
などです。
どうです?様々な疾患と関連があることが分かりますよね。
口腔内をしっかりと綺麗に管理していたら、これらの疾患になるリスクを下げられます。
お口が健康になるだけでなく、全身疾患の予防にも役立つクリーニングのPMTC!
是非お試しあれ。