ブログ
ブログ切り替えはこちらから
虫歯予防法 その8 虫歯を作る菌について
2018年5月10日【カテゴリ:お口の健康にまつわる話 】
皆さんこんにちは!神奈川県海老名駅東口徒歩3分にあります、予防歯科 K’sデンタルクリニック 院長の鎌田です。
今回はカイスの輪の「細菌」についてお話していきましょう。
私たちの口の中には300~400種類の細菌がいます。この中の1部の菌が虫歯を作る細菌なのです。
虫歯菌は1つの菌だけのことではありませんが、その中で特に有名なのが「ミュータンス菌」と「ラクトバチラス菌」です。
ミュータンス菌
虫歯を作るきっかけとなる菌です。
プラークを温床として繁殖しますミュータンス菌が糖質から乳酸を作り出し、歯の成分であるカルシウムやリンを溶かしてしまいます。
ラクトバチラス菌
乳酸菌の1種で、ヨーグルトの中にも配合されていたりします。
ラクトバチラス菌自体には歯に付着する能力はありませんが、ミュータンス菌によって出来た穴に好んで定着してしまいます。
この菌が口の中に存在している事自体は問題ないのですが、ミュータンス菌によって作られてしまった虫歯にラクトバチラス菌が定着してしまうと、虫歯の進行を速めてしまう事になります。
虫歯にならなければ、ラクトバチラス菌は悪さを出来ませんので、虫歯を作るミュータンス菌に気を付けて予防しておけば、ラクトバチラス菌に対する予防にもなるということです。