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虫歯予防法 その6 唾液について
2018年5月8日【カテゴリ:お口の健康にまつわる話 】
皆さんこんにちは!神奈川県海老名駅東口徒歩3分にあります、予防歯科 K’sデンタルクリニック 院長の鎌田です。
今回は唾液についてお話していきましょう。
唾液は成人で1日1.0~1.5ℓ分泌されます。(ご高齢の方で0.5~1.0ℓ)
睡眠時は分泌量は極端に減少し、8時間で48㎖になります。
唾液の作用
1.消化作用
唾液にはデンプンを分解する酵素が含まれています。デンプンを分解し糖に変えてくれます。お米をよく噛んでいると甘くなっていくのはこのためです。
2.修復作用
歯を再石灰化してくれます。
3.緩衝作用(中和作用)
口の中の酸を中和してくれます。
4.洗浄作用
歯の表面についた食べかすを洗い流してくれます。
5.殺菌・抗菌作用
唾液中にはいくつもの抗菌因子(リゾチーム、ラクトフェリン)が含まれています。
6.湿潤作用
食べ物を飲み込みやすくしたり、潤滑材の様に粘膜や歯の表面を滑らかにする作用があります。
7.溶解作用
食物中の味成分を溶解して味覚の発現を助ける作用があります。
唾液が出なくなると、上記の作用が得られなくなるため、様々な症状が出てきてしまいます。
それでは、次回は改善法についてお話ししましょう。