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虫歯予防法 その3 フッ素の効果

2018年4月27日【カテゴリ:お口の健康にまつわる話

皆さんこんにちは!神奈川県海老名駅東口徒歩3分にあります、予防歯科 K’sデンタルクリニック 院長の鎌田です。

前回はフッ素について正しく理解していただいたかと思います。

今回はフッ素の歯に対する効果についてお話していきたいと思います。

 

フッ素の予防効果

フッ素の虫歯予防効果は大きく2つに分けられます。

1.エナメル質の結晶性の改善と再石灰化

歯の表面を覆うエナメル質の結晶は、鉱物学の分類上ハイドロキシアパタイトと呼ばれるもので、これは、化学的置換がおこりやすい物質です。

フッ素イオンは置換反応を行 い、アパタイトに存在する格子不整を修復し、フルオロアパタイトという硬く強い結晶構造を作り結晶を安定化させる働きがあります。

また、歯の表面では、食事のたびに脱灰と再石灰化が行われています。脱灰によって歯から唾液中に溶け出したカルシウムイオンやリン酸イオンは、再石灰化によって再び歯にとりもどされますが、この時フッ素イオンもいっしょに歯にとりこむことができると、置換反応がおこり、酸によって溶かされにくい歯になります。

2.細菌の解糖系に対する抗酵素作用

「唾液中のフッ素濃度が5~10ppm程度になると、フッ化物が解糖系の酵素の活性を阻害し、この反応後の中間代謝物の生産をブロックするため、菌体外への有機酸の生産が 阻まれる。」簡単に言うと、「虫歯菌が歯を溶かす酸を出しにくくしてくれる」ということです。

また、細菌への糖の取り込みが阻害されるため、菌体外多糖の合成抑制効果もあるとされています。

菌体外多糖が生成されてしまうと、プラークが歯により強くくっついてしまい、ブラッシングで落ちにくくなってしまいます。これがフッ素を使うと「作られにくくなる=ブラッシングで汚れが落ちやすくなる」ということです。

 

以上の二つがフッ素の虫歯予防効果です。

どうです?フッ素をうまく活用すると、例え甘いものを食べてしまっても、虫歯になりにくいお口になれそうですよね!

 

 

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