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金属アレルギー 3
2018年9月11日【カテゴリ:お口の健康にまつわる話 】
皆さんこんにちは!神奈川県海老名駅東口徒歩3分にあります、予防歯科 K’sデンタルクリニック 院長の鎌田です。
金属アレルギーの続きをお話していきましょう。
金属アレルギーのメカニズム
「金属+体液+菌+傷」
この4つがそろった時、体の警備係である白血球がある活動をします。
① まずは白血球が増殖しながら菌と戦う
② この時白血球は活性化している状態
③ この時に、「金属」が一緒に体内に入っていると・・
④ 金属にも白血球の担当が付き、増殖して戦い始めます。この時が「アレルギー体質」に変化したと言えます。
⑤ その後もただ、「金属」だけが入ってきた時には「異物」として白血球は戦い始めます。この時白血球が炎症物質を出しながら異物と戦うため、湿疹やかゆみがおきます。
金属が体内にどうやって入る?
金属は体液で溶けます。
金属が溶け出した状態をイオン化すると、言います。
少し難しいお話になってきた感じがしますが、ここがポイントなのです。
溶け出した金属は「イオン」と呼ばれるとてもとてもに小さな粒になります。(プラスイオン、マイナスイオンって聞いたことがありますね?)
その粒の大きさは、およそ「0.0000001mm」です。
この粒が皮膚や粘膜にしみ込みます。
「金属+体液」という条件が揃ってしまうと「皮膚や粘膜に金属がしみ込む」という現象がおきます。