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ロコモティブシンドローム 4

2018年7月17日【カテゴリ:お口の健康にまつわる話

皆さんこんにちは!神奈川県海老名駅東口徒歩3分にあります、予防歯科 K’sデンタルクリニック 院長の鎌田です。

ロコモの続きです。

 

歯の喪失と健康リスク

歯を失い義歯を入れずにいると、認知症リスクはなんと1.9倍!転倒リスクは2.5倍に!

健康な歯で咀嚼回数を増やすことで、さまざまな効用が得られるとわかりました。

では、歯を失うと、どのような悪影響があるのでしょうか。

まず認知症にかかりやすくなります。

愛知県知多半島で、65歳以上の高齢者を対象にした面白い調査結果があります。

この調査では、高齢者を3~4年間追跡調査をしたそうです。

自分の歯が多く残っている人や、歯が少なくなっていたとしても義歯(入れ歯)などで咀嚼を補っている人は、反対に歯が少ない人や義歯(入れ歯)を入れていない人に較べて認知症を発症するリスクが低いとわかったのです。

下記の図は、歯(または義歯)の使用状況と認知症の罹患との関連性をグラフ化したものです。

これによると歯を失い義歯を使用していない場合、歯が20以上残っている人や、歯がほとんどなくても入れ歯により噛み合わせが回復している人と比較して、認知症の発症リスクが最大1.9倍になるとわかります。

次に、転倒しやすくなります。

歯が19本以下で義歯を使用していない人は、歯が20本以上ある人と比較して、転倒リスクが最大で2.5倍にまで高まります。

転倒すると、約1割の高齢者は骨折をします。

骨折をきっかけにして、要介護状態になってしまうことも。

特に下半身の骨折(代表的な骨折は「大腿骨頸部骨折」)は、寝たきり生活の原因になるため、注意が必要です。

実際、「要介護」と認定される原因の約1割は「骨折・転倒」です。

歯を喪失したままにしておくと、ロコモになる可能性があるのです。

 

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