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ロコモティブシンドローム 3
2018年7月14日【カテゴリ:お口の健康にまつわる話 】
皆さんこんにちは!神奈川県海老名駅東口徒歩3分にあります、予防歯科 K’sデンタルクリニック 院長の鎌田です。
ロコモの続きです。
ロコモを起因する代表的な疾患
1.脊柱管狭窄症
腰部の脊柱管が何らかの原因で狭くなる病気で、それにより中を通っている神経が圧迫されて腰痛や痺れを起こすします。
50代~70代に多く発症します。
2.変形性関節症
膝関節の軟骨がすり減り、関節炎や変形を生じて痛みなどが起こる病気です。
進行が進むと膝の曲げ伸ばしが困難になり、日常生活に支障をきたします。
原因は加齢や肥満、怪我等です。
3.骨粗鬆症
骨密度が減少し骨の中がすかすかになり、徐々に骨が脆くなる病気です。
そのため、わずかな衝撃でも骨折しやすくなります。
最初は見た目の変化が分かりにくく、水面下で進行しますので注意が必要です。
変形性膝関節症と骨粗鬆症だけでも約4,7000万人の罹患者がいます。
ロコモティブシンドロームとメタボリックシンドローム
日本のメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の該当者数は約960万人、予備軍の人は約980万人、併せると約1,940万人と推定されており、40~74歳の男性2人に1人、女性の5人に1人に当たります。
メタボリックシンドロームになると、動脈硬化が促進されて心筋梗塞や脳梗塞などの命に関わる病気を発症するリスクが高くなるうえ、肥満によって膝や腰への負荷が大きくなり、ロコモティブシンドロームの原因ともなります。
反対に極端なダイエットや低栄養で痩せすぎていても骨粗鬆症やサルコペニア(筋肉減弱症)となり、ロコモティブシンドロームへとつながります。
ロコモティブシンドロームを予防するには、若いうちから毎日の生活の中に運動習慣を持ち、栄養バランスのとれた食事を1日3回摂って、健康維持を図ること、骨と筋肉を強くすることが大切です。
ロコモティブシンドロームを予防することはメタボリックシンドロームなどの生活習慣病の予防にもつながります。