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白い悪魔 8

2018年7月7日【カテゴリ:お口の健康にまつわる話

皆さんこんにちは!神奈川県海老名駅東口徒歩3分にあります、予防歯科 K’sデンタルクリニック 院長の鎌田です。

砂糖についての続きです。

 

人工甘味料の落とし穴

人工甘味料とは、人工的に合成された甘味料のことをいいます。

砂糖よりも甘味が強く、少量で強い甘さを出すことができるため、清涼飲料や炭酸飲料、ガムなどに多く使われています。

白砂糖の代替甘味料として、スーパーの砂糖売り場でも手にいれることができます。

代表的なものでは、「アスパルテーム」というアミノ酸(アスパラギン酸とフェニルアラニン)から作られたカロリーゼロの人工甘味料があります。

驚くことに、砂糖の200倍の甘さがあるそうです。最近では「特定保健食品(トクホ)」にも入っていたりと、血糖値を上げないので、魅力的に感じ購入されている人もおられるかと思います。

他には、アセスルファムカリウムやスクラロースという人工甘味料も有名です。

これらの人工甘味料は、強い甘味に舌が慣れてしまう事で甘味を感知する感覚が衰えて、ますます甘いものを食べすぎてしまうことがあります。人工甘味料は甘いものへの依存性が大変恐ろしいのです。

ダイエット目的で人工甘味料を使っているのに、脳や舌が麻痺してしまい、結局別の食品で甘いものを食べ、結果として太っていく人もいます。

また、カロリーゼロの人工甘味料を摂っているはずなのに、血糖値が上がるという不思議な現象がおこります。

強い甘味である人工甘味料を摂ると、脳では糖質を摂ったものだと錯覚をおこしてしまい、血糖値を上げようとします。

人間にはもともと肝臓にグリコーゲンという糖質(ブドウ糖)のストックがあるのですが、血糖値を上げるときには、肝臓のストックを分解してブドウ糖を作り出します。この働きを「糖新生」というのですが、糖新生をするためには、「副腎」から出る「コルチゾール」や「ノルアドレナリン」というホルモンが必要になってきます。

これらのホルモンを分泌するために、副腎が働きますから、人工甘味料の摂りすぎも、副腎を疲弊させてしまう原因になります。

「アスパルテーム」に関していえば、脳神経に対する強い興奮作用があることが分かっています。

アスパルテームを構成するアミノ酸の「フェニルアラニン」は、ドーパミンという興奮作用のある神経伝達物質を作り出します。

これにより、うつ症状や認知症などの脳機能の低下につながる恐れがあります。

また自閉症のお子さんの場合にはアスパルテームを構成するもう一方のアミノ酸「アスパラギン酸」が大きな問題にもなります。

「アスパラギン酸」は「グルタミン酸」同様、脳内の神経伝達物質として働いていて、神経を興奮させる作用があります。

「アスパラギン酸」はその名の通り、アスパラガスから発見されたアミノ酸です。アスパラガスのほか、大豆などの豆類やかつおなどに含まれています。

「アスパラギン酸」に関してもやはり、食品添加物・人工甘味料(アスパルテーム)としての摂取を制限していき、天然の食材はバランスよく食べるようにしましょう。

ダイエットや健康ブームにより、人工甘味料入りの健康飲料などが普及していますが、まったく健康とは程遠い飲料になっているということを覚えておいてください。

 

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