ブログ
ブログ切り替えはこちらから
虫歯予防法 その21 各時期の食生活とお口の健康 おやつについて
2018年5月28日【カテゴリ:お口の健康にまつわる話 】
皆さんこんにちは!神奈川県海老名駅東口徒歩3分にあります、予防歯科 K’sデンタルクリニック 院長の鎌田です。
今回はおやつについてお話していきましょう。
おやつは第4の食事
子供は大人と違って、成長するためのエネルギーも必要とします。(身体活動に必要なエネルギー+組織合成に要するエネルギー+組織増加分のエネルギーが必要)
身体が小さくて1日3回の食事ではとりきれない分をおやつで補うと考えると良いでしょう。
「おやつ=お菓子」と思っている方も多いとは思いますが、前述の通りおやつは3回の食事で補いきれない栄養素を補うためのものです。
エネルギーが足りない子にはおにぎりやふかしたさつまいも。ビタミン・ミネラルが足りない子には野菜や果物、またはそれらをミキサーにかけたスムージーなども立派な「おやつ」になります。
お菓子や果物のカロリーを把握しておく
1日のおやつのエネルギー量の目安は、1~2歳児では100~150kcal、3歳児では200kcalです。
2歳児までは1日2回、3歳児頃からは1日1回を目安に、時間を決めて与えましょう。
与えすぎに気をつけて、食事の前には空腹になるようにしてあげることも大切です。
50kcalくらいのおやつの例
イチゴ 10粒
バナナ 1/2
ポテトチップス 6枚
どら焼き 1/4
クッキー 1枚半
飲み物に含まれる糖分やカロリーにも注意
子供は頻繁に飲み物を欲しがります。
これは、必要とする水分量が体重1kgあたりにすると、大人の約2倍と多いためです。
そのたびにジュースや牛乳を与えていては糖分やカロリーのとりすぎになってしまうので、なるべくお茶や水を与えるようにしましょう。
飲料 | 注意点 | kcal(200cc) |
麦茶、お茶 | 糖質ゼロ、普段の水分補給には極力これか水で | 0~2kcal |
牛乳 | 頻繁に飲むとエネルギーのとりすぎで食欲不振に | 100~150kcal |
100%果汁 | 果糖が多く含まれているので、おやつ時に少量を | 80~100kcal |
スポーツドリンク | 糖分が多量のため、子供が飲むのは控えさせる | 20~100kcal |
炭酸飲料 | 糖分多量だけでなく、酸が歯を攻撃。子供には飲ませない | 85~110kcal |
飲料水に含まれる砂糖の量とPh
コカコーラ:350ml中35.0g Ph2.5~3
ポカリスエット: 350ml中22.8g Ph3前後
桃の天然水: 350ml中28.0g
乳酸菌飲料: 350ml中45g Ph3前後