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大人の虫歯にご用心! 2
2019年7月2日【カテゴリ:お口の健康にまつわる話 】
皆さんこんにちは!神奈川県海老名駅東口徒歩3分にあります、予防歯科 K’sデンタルクリニック 院長の鎌田です。
根面う蝕についてお話していきましょう。
根面う蝕
根面う触は、歯の根が露出している成人に見られるむし歯です。
現在ではむし歯予防が進み、乳歯のむし歯の数は減少傾向にあります。
その反面、永久歯、特に壮年期のむし歯の数は増えています。
永久歯の虫歯の中で問題にされているのがこの根面う蝕です。
大切な歯を長く健康に守るためには、成人の永久歯におこる虫歯を防がなくてはなりません。
根面う蝕の原因
1、歯根の露出
本来、歯の根は、歯肉に覆われていますが、歯肉が減少しこの根の部分が露出することがあります。歯根の露出する原因は、歯周病によっておこる歯肉の炎症と、過度なブラッシングの刺激による磨きすぎ、あるいは異常なかみあわせによると考えられています。
2、酸を作る細菌(歯垢)の存在
歯根の周りについている細菌(歯垢)が砂糖や炭水化物などを利用して、酸を作り歯根を溶かします。
3、根面の耐酸性
歯根は歯冠(エナメル質)より、酸によって5倍溶けやすいため、虫歯も起こりやすくなります。
4、飲食回数の増加
飲んだり食べたりする回数が多い場合は、歯が溶ける機会も多くなります。また、1回の食事時間がダラダラと長い場合や、少量ずつちょこちょこ分けて食べることもう蝕の原因となります。
5、砂糖や炭水化物の摂取
細菌が酸を作るために必要なものです。砂糖だけでなく、せんべいやポテトチップも問題になります。またのど飴なども砂糖を含んでいます。
6、唾液の減少
酸を中和する働きのある唾液が少なくなると虫歯は進みやすくなります。唾液が現症する原因は薬の副作用、唾液の出る管に病気がある場合等があります。