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乳歯の虫歯 ~どうせ抜けるし、ほっといても平気?~
2019年4月9日【カテゴリ:お口の健康にまつわる話 】
皆さんこんにちは!神奈川県海老名駅東口徒歩3分にあります、予防歯科 K’sデンタルクリニック 院長の鎌田です。
前回は乳歯は虫歯になりやすいというお話をしました。
今回は乳歯の虫歯についてお話ししましょう。
乳歯が虫歯になると、どんな悪影響があるの?
お子さんが痛い思いをする
乳歯の虫歯はとにかく進行が速いです。
しかも乳歯の虫歯はすぐに神経に達してしまいます。
神経に達してしまうと、非常に痛いですので、お子さんがつらい思いをしてしまいます。
治療も1回では終わらず、内容も痛みを伴う治療になってしまいます。
永久歯の歯並びに影響する
乳歯が虫歯で溶けてしまうと、噛み合わせが変わってしまいます。
抜け変わりの時期よりも早くに抜歯になってしまったりすると、隣や噛み合わせの歯が移動してしまいます。
この場合も噛み合わせが変わってしまいます。
その結果、永久歯が生える場所が無くなってしまい、通常の歯並びからズレたところから頭を出すことになってしまいやすいです。
永久歯の歯の質に影響する
乳歯の虫歯が進行すると、根の先に膿が溜まってしまう事があります。
乳歯の根の先には永久歯があります。
永久歯が膿にさらされると、歯の質がキチンと完成せず、変色したり弱くなったりしてしまいます。
また、乳歯に虫歯がある状態という事は、お口の中に虫歯菌が多く、虫歯が発生しやすい状態にあるという事です。
永久歯も生えたばかりは弱いですので、乳歯に虫歯がある状態=永久歯も虫歯になりやすい状態 という事です。
健康な永久歯の為には乳歯を虫歯にしないことが大切
健康な永久歯を育てる為には、乳歯のうちから気を付けておくことが大切です。
何よりも、2歳半までの間に虫歯菌の口腔内への感染を防ぐ事
虫歯菌に感染してしまい、虫歯が出来てしまったならばきちんと治療を受け、なおかつ、原因も考慮し原因を排除することも行っていきましょう。
(虫歯を削って詰めるだけでは虫歯になった原因はなくなっていませんので、再発してしまいます。)
早いうちから予防をして、乳歯も健康な状態に保っていきましょう。