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バイオフィルム除去のススメ

2019年3月26日【カテゴリ:お口の健康にまつわる話

皆さんこんにちは!神奈川県海老名駅東口徒歩3分にあります、予防歯科 K’sデンタルクリニック 院長の鎌田です。

 

皆さんは定期的にバイオフィルム除去をしていますか?

歯石取りではなくバイオフィルム除去です。

バイオフィルムを摂った後は、スッキリして気持ちが良い物ですが、「器械の音が苦手」という人や、歯科医院で勧められるから仕方なく受けているが、何の為かはわからないという人もいらっしゃるかもしれません。

でも、歯科医院でのバイオフィルム除去をおススメするには訳があるのです。

 

バイオフィルム除去を定期的に行った方が良い理由

虫歯や歯周病予防

バイオフィルムは歯ブラシでは落としきることが出来ません。そのため、都としきれなくなったバイオフィルムは、蓄積していき、その内部の毒性をどんどん高くしていってしまいます。

その結果、歯の表面に作用すれば虫歯を、歯茎に作用すれば歯周病を引き起こしてしまうのです。

バイオフィルムを除去しない限り、どんなに磨いていても、虫歯や歯周病が発症してしまう可能性があるのです。

 

口臭予防

バイオフィルムは毒性をため込むとともに異臭も放ちます(文献によると、バイオフィルム内の細菌数は糞便よりも高いそうです)

ですので、いくら歯磨きをしていても、バイオフィルムを除去していなければ口臭の原因は取り除けず、対人関係にも悪影響を及ぼす危険性があります。

 

全身疾患予防

バイオフィルム内の細菌は、歯茎の血管を介して全身の様々な場所に転移していきます。

その結果様々な全身疾患の原因の一つとなってしまうのです。

例えば、

・肺に入れば肺炎(誤嚥性肺炎は高齢者の死因の第一位です)

・心臓の血管で詰まれば、心筋梗塞

・脳の血管で詰まれば、脳梗塞

・腎臓では、腎炎

・関節に転移すると、関節リウマチ

そのほかにも、認知症の原因のひとつになったり、糖尿病と密接な関係があり、相互に悪化させたり、低体重児出産の原因になったりなど、様々な悪影響があります。

定期的にバイオフィルムを除去していれば、口腔内の細菌が原因の全身疾患は防げるという事です。

 

どのくらいの間隔で受けたら良いの?

バイオフィルムの除去は3~4か月に1度くらいが目安です。

ただし、歯周病が重度の方や、歯石が溜まりやすい方はもっと短めの間隔でお勧めすることもあります。

バイオフィルムは放置すると歯石となってしまいます。

歯石はそれ自体の毒性は少なくなりますが、表面が硬くザラザラした岩肌のようになるので、歯茎に物理的に刺激を加えてしまいます。

また、歯磨きでは歯石は取れませんし、歯石の表面についた汚れも、表面がザラザラしているので容易には取れなくなり、歯磨きがより困難になってしまいます。

結果、歯周病などが進行しやすくなってしまいます。

歯石はバイオフィルムが毒を吐き終わった化石のようなもの・・・

歯石取りでは健康を維持できません。

バイオフィルムが形成された段階で除去するようにしましょう!

 

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