ブログ
ブログ切り替えはこちらから
口臭 8
2018年9月7日【カテゴリ:お口の健康にまつわる話 】
皆さんこんにちは!神奈川県海老名駅東口徒歩3分にあります、予防歯科 K’sデンタルクリニック 院長の鎌田です。
口臭の続きをお話していきましょう。
仮性口臭症
口臭があると訴えても、検査の結果口臭が確認できない状態のことを仮性口臭症と言います。
口臭がないという説明を受けると安心する人もいれば、それでもまだ自分は口臭があるのではないかと思い込んでしまう人もいるようです。
どんな人でもわずかに口臭があることがあるので、治療する側も仮性口臭症と診断することは難しいと言われています。
口臭恐怖症
他人に認識される明らかな口臭を認めないが、他人の偶然の仕草と口臭を関連付けたり、口臭のために他人に迷惑を掛けているなどと確信し、執拗に口臭があると訴えたり、一人思い悩む病態を言います。
家の中で一人でいるときにはこの症状を感じることはありませんが、人の中にいるときは、口臭が気になり不安になります。
口臭を何とか消そうと思い、歯磨きを1日に何度も行ったり、常にマウスウォッシュを使用しているという人が多いのが特徴です。
歯磨きやマウスウォッシュの使用は、口の中のケアには良いことですが、1日に何回もとなると逆に口の中に悪い影響を及ぼすことがあります。
マウスウォッシュを頻繁に使用していると、口の中を殺菌する作用がある唾液を流してしまうことがあります。
唾液の量が低下すると口臭が起こるようになるので、マウスウォッシュの過剰な使用はかえって口臭を招き、強くしてしまうことがあるのです。
口臭恐怖症は、対人恐怖症や体臭恐怖症と同じように神経症からくる病気の1つです。
口臭恐怖症は、口臭の治療を受けて症状が改善する人もいますが、多くの人は、治療を受けて症状が改善しても口臭に悩まされることが多いと言われています。
口臭専門外来を受診し、不安を取り除くような治療を受けることが口臭恐怖症の改善につながります。