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歯周病と肺炎

2018年8月3日【カテゴリ:お口の健康にまつわる話

皆さんこんにちは!神奈川県海老名駅東口徒歩3分にあります、予防歯科 K’sデンタルクリニック 院長の鎌田です。

今回は歯周病と肺炎についてお話していきましょう。

 

ここ数年で、主な死因第4位から第3位に上昇したのが肺炎です。

 

肺炎

肺炎は、肺にある小さな空気の袋(肺胞)やその周辺組織に発生する感染症です。

肺炎は1つの病気というより、むしろ多くの異なる病気の総称で、それぞれの病気は異なる微生物(細菌、ウイルス、真菌、寄生虫など)によって引き起こされます。

細菌やウイルスによる肺炎は、真菌または寄生虫による肺炎よりもはるかに一般的です。

具体的にどのような病原体が肺炎を引き起こすかは、患者の年齢、健康状態、住んでいる場所、その他の要因によって異なります。

気道と肺は常に微生物にさらされています。

鼻やのどの中には、ほぼ常に存在する微生物がおり、人はこれらの微生物を普段から吸い込んでいます。

吸い込まれた微生物は、以下に挙げるような肺の防御機構によって、すぐに処理されます。

・せき反射により、粘液とともに異物を排除する

・肺へと続く気道の内側に並ぶ細胞は、微生物の肺への侵入を阻止しており、異物が侵入すると粘液とともに上方へ押し出し、せきとともに吐き出させる

・肺の細胞が産生するタンパク質は、微生物を攻撃する

・肺の中にある白血球は、正常の免疫系に属する細胞で、微生物を攻撃する

肺炎は以下のような場合に発生します。

・防御機構が正常に機能しないとき

・大量の細菌が吸い込まれ、正常の防御機構で対処できないとき

・特に感染性の強い微生物が侵入したとき

肺炎は、一般に微生物を肺へ吸い込むことで発生しますが、微生物が血流によって肺へ運ばれたり、付近の器官に感染した微生物が、直接肺へ移動したりして発生することもあります。

 

肺炎発症のリスク

手術(特に腹部)または外傷(特に胸部外傷)の後に肺炎を発症することがありますが、これは痛みのために深い呼吸やせきがしにくくなるためです。

深い呼吸やせきができなければ、微生物が肺の中にたまりやすくなり、感染症を発症しやすくなります。

ほかにも衰弱した人、寝たきりの人、麻痺のある人、意識のない人などは、深い呼吸やせきができません。

このような方も、肺炎にかかるリスクが高まります。

肺炎にかかりやすくなる他の要因としては、アルコール依存症、タバコの喫煙、糖尿病、心不全、慢性閉塞性肺疾患などがあり、これらの病気になると肺の防御機構または免疫系が弱まります。

 

 

誤嚥性肺炎

誤嚥性肺炎とは、食べ物や異物を誤って気管や肺に飲み込んでしまうことで発症する肺炎です。

肺や気管は、咳をすることで異物が入らないように守ることができます。

しかし、高齢になるとこれらの機能が衰えるため、食べ物などと一緒にお口の中の細菌を飲み込み、その際むせたりすると細菌が気管から肺の中へ入ることがあります。

その結果、免疫力の衰えた高齢者では誤嚥性肺炎を発症してしまいます。

特に、脳血管障害の見られる高齢者に多くみられます。

誤嚥性肺炎の原因となる細菌の多くは、歯周病菌であると言われており、誤嚥性肺炎の予防には歯周病のコントロールが重要になります。

 

 

 

 

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