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金属アレルギー 5
2018年9月14日【カテゴリ:お口の健康にまつわる話 】
皆さんこんにちは!神奈川県海老名駅東口徒歩3分にあります、予防歯科 K’sデンタルクリニック 院長の鎌田です。
金属アレルギーの続きをお話していきましょう。
アレルギーを起こす可能性がある金属
ニッケル
特にニッケルは、強力なアレルゲンの一つで、ニッケルに対するアレルギー反応においては、リンパ球の一種であるT細胞と抗原提示細胞である樹状細胞による免疫反応がアレルギー発症に携わっていると考えられていますが、実際の発症メカニズムはいまだ不明な点が多いようです。
ニッケル協会によると・・・
「ニッケルは非常に多くの異なる合金に用いられているため、大小を問わず文字どおり何千もの製品で利用されています。
おそらくあなたは、起床直後からニッケル含有製品に出会っているはずです。なぜなら現代の典型的な浴室にはニッケルめっきのハンドル、蝶番、ノブ、水栓、シャワーヘッドがあるからです。剃刀の刃も少量のニッケルを含んでおり、それは電気髭剃りの剃刀部分も同じです。
ファッション性の高いシンクやトイレでさえも、ニッケルステンレス鋼で設計されています。
台所にもニッケル含有製品があふれています。鍋やフライパン、カトラリー、冷蔵庫、レンジ、調理台、シンク、電子レンジの発熱体に至るまで、ニッケル含有合金で作られています。
そのほか硬貨、時計、宝飾品などでも毎日ニッケルに出会い、携帯電子機器の電源である充電式電池や、移動に利用する自動車、列車、飛行機でもニッケルに遭遇します。
ニッケルは「隠れた」金属と呼ばれることがありますが、事実、あらゆるところで見つけることができます。」(ニッケル協会HPより抜粋)
ニッケルを含む材料が選ばれているのは、他の材料に比べて耐食性・耐久性・温度差に強いなど、特性を幅広く備えているからです。
欧州ではニッケルについて、皮膚に直接また長時間接触する製品の仕様や規制定められているようですが日本では規制がなく、まだまだ難しいようです。